MacやLinuxのターミナルでもっとも多く使うコマンドといえば "ls"ではないだろうか。そして、一番良く使うCLIアプリといえば vimだろう。 この2つには表示カラー設定機能が備わっており、これを利用してカラー設定を追加すると作業上の情報視認性が向上する…
Homebrewをアップグレードしようとしたら、下のようなエラーが起きて、できない現象に遭遇した。 % brew upgrade xcrun: error: invalid active developer path (/Library/Developer/CommandLineTools), missing xcrun at: /Library/Developer/CommandLineTo…
asdfでPythonのバージョンを追加インストールしようとしたら、下のようなエラーが起きて、できない状況に遭遇した。 % asdf install python 3.12.3 python-build 3.12.3 /Users/LOGNAME/.asdf/installs/python/3.12.3 python-build: use openssl@3 from home…
前記事でMinGW-W64によるWindows上でのGCC開発環境の構築方法について書いたが、小生はほぼすべてのプログラミング言語開発をVisual Studio Codeを使って行っているので、GCCによるC/C++プログラム開発もVSCodeを使いたい。 blog.ketus-ix.work 自分の備忘録…
Windows上でのC/C++プログラムの開発にはVisual C++(in Visual Studio)を使うのが一般的だが、これはあくまでWindows完全依存のネイティブ・プログラムを開発するための環境だ。 昔からWindows上にUnix互換環境を構築する試みが行われていて、その集大成的…
前記事でpyenvとpipenvの組み合わせによるPython仮想環境の構築方法を紹介したが、pipenvと並び立つPython用仮想環境ツールとしてPoetryがある。 blog.ketus-ix.work Python用仮想環境ツールとしてvirtualenv、pipenv、Poetryの3つが広く使われているが、最…
前記事で公式版PythonとpipenvによるPython仮想環境の構築方法について書いたが、その中では以前のUbunuとMacを対象した記事で紹介したpyenvは使っていなかった。 blog.ketus-ix.work pyenvにはWindows版が存在しており、これとpipenvを組み合わせると、下の…
以前の記事にpipenvによる仮想環境の構築方法について書いたが、プラットホームはUbuntuとMacを対象としてしか説明していなかった。 blog.ketus-ix.work Windows上でも公式版Python+pipenvの組み合わせで同様の構築を構築できたので、その方法を紹介する。 …
前記事に公式版Pythonによる仮想環境の構築方法について書いたが、小生はPythonプログラムの開発にはVisual Studio Codeを利用しており、コーディングもデバッグもほとんどVSCodeを使って行っている(多く人が同じ環境を使っているようで、ググるとたくさん…
前記事にWindowsのパッケージマネージャであるChocolateyの使用方法について書いたが、Windows関連の最初の記事としてこの内容を選んだのは訳がある。 blog.ketus-ix.work Windows関連の記事でツールなどのインストール方法の説明をできるだけ簡略化したかっ…
仕事上の事情により、しばらくWindowsをメイン開発環境として使わざるをえなくなった。 事情というのは、企業向けエンジニア教育に関わることになったからだ。日本国内の大抵の企業ではデフォルトPCとしてWindows機が使われることが多い。ベンチャーやスター…
Stable Diffusionを使うようになって、Google ColabやSageMakerを利用してノートブックでプログラム作成をすることが多くなってきた。 少し前にディープラーニング開発をやっていた頃は、ローカルPC上でJupyter Notebookを使ってプログラムを作ることはよく…
以前の記事にPoetryによるPython仮想環境の構築方法について書いたが、最近はPython仮想環境としてPoetryではなく、以前使っていたpipenvをまた使うようになっている。 blog.ketus-ix.work Poetryはパッケージ管理方法が独特で何だか使いにくく感じられるよ…
GPU搭載ノートPCにStable Diffusion Web UIを導入して本格的に画像生成をやり始めた。 外出中も画像生成がやりたくて、そこそこ重量(GPU搭載機は大抵2kg強)のあるノートPCを持ち歩いたりしている。しかし、やはり重さには耐えられられず、長時間の外出には…
前記事でEasy Diffusionというものを紹介したが、同様のプログラムとしてStable Diffusion Web UIというのがある。 blog.ketus-ix.work じつは、Stable Diffusionを利用して画像生成をやるなら、こちらが本命のプログラムだ。画像生成処理に適用できる数多く…
いま流行りの生成系AIについに手を出し始めた。生成系AIで一番やってみたかったのは画像・動画の生成なので、Stable Diffusionを使ってみることから始めた。 オープンソースのStable Diffusionを利用した画像生成プログラムがいくつか存在するが、その中から…
最近Node.js + ExpressやPython + FastAPIなどを使って、サーバー・プログラムを作ることが多くなってきた。 サーバー・プログラムを作るときは、Dockerを利用するかどうかでぜんぜん作業効率が違ってくる。 小生のメインPCはMacなので、いままでMac版Docker…
前記事で行ったDockerによるstella_vslamのビルドを動作確認をMac上でもやってみた。 blog.ketus-ix.work 結論から先に書くと、PangolinViewer版stella_vslamはビルドはできるが動作させることはできなかった。 stella_vslamのドキュメントサイトにもMacはNG…
以前の記事でUbuntu 20.04上でのstella_vslamのビルドと動作確認を行ったが、stella_vslam用のDockerfileが在るので、Dockerを使ったビルドと動作確認もやってみた。 blog.ketus-ix.work stella_vslamのドキュメントサイトに記載されている内容とほとんど同…
前記事でlibuvc_cameraパッケージを利用してROS上でのUVCカメラの映像取得を行ったが、そこでは、カメラに対する映像フォーマットなどのパラメータ指定はしていなかった。 blog.ketus-ix.work 前記事の操作によって取得されるカメラ映像の解像度サイズは640x…
ROSの研究に本格的に取り組み始めたが、その主目的はカメラ映像や自己位置推定の動画をモバイルデバイスへ配信する環境を作ることだ。 この目的への取っかかりとして、およびROSの動作を理解するために、最初にROS上でのUVCカメラの映像取得を試みてみた。 …
前々からずっと興味を持っていたROSの研究に取り組み始めることにした。 その事始めとして、まずはUbuntuへのROS Melodic Moreniaのインストールを行った。 wiki.ros.org 上のROSの公式サイトにインストール手順が書かれており、これと同じ内容になってしま…
だいぶん昔にJavaでデスクトップ・アプリを作ったことがあるが、本格的にAndroidアプリ開発に取り組むようになって、Javaプログラミングをまたやるようになった(JavaよりKotlinの方を使うことが多いが)。 Pythonほどではないが、Javaも複数のバージョンを…
前記事にanyenv + pyenv + PoetryによるPython仮想環境の構築方法を書いたが、最近言語バージョン管理ツールとしてasdfというものが存在することを知った。 blog.ketus-ix.work それで、新しい開発環境ではanyenvの代わりにasdfを使い始めた。 asdf-vm.com a…
日常的にPythonでプログラミングしているが、開発対象のプログラムやプロジェクトによって使用するPythonのバージョンを変えなればならないケースが多いので、ほとんどの人がそうしているだろうが、私もPythonでの開発は仮想環境でしかやらない。 Pythonの仮…
ググっているうちにたまたま見つけたのだが、Portainerというクラウドサービスが素晴らしかったので紹介したい。 PortainerはDockerコンテナをクラウド上で稼働運用できるサービスだ。 www.portainer.io 私もサーバーを使う開発ではDockerを利用することが多…
前記事にstella_vslamのUbuntu 20.04でのビルド手順を書いたが、Ubutu 22.04でのビルドもやってみた。 blog.ketus-ix.work Ubuntu 20.04の場合との相違点は一点だけなので、それを以下に書いておく。 stella_vslamのビルド依存パッケージの導入 OpenCVの依存…
本ブログの最初の記事でstella_vslam = OpenVSLAMのビルドについて書いたが、あれから1年経って、現在のstella_vslamの状況がどうなっているのか知りたくなった。 blog.ketus-ix.work github.com stella_vslamは産業技術総合研究所のOpenVSLAMのコミュニテ…
OpenCVやML/DLで物体認識をやっているときに、認識した物体の形状をポリゴンや3D点群データとして扱うことがある。そのためPoint Cloud LibraryやOpen3Dの存在は知っていたが、あるきっかけで、Open3Dについてもっと深く知りたいという欲求が生まれたので、…
仕事上の事情から、いまUVCカメラ(USB接続のいわゆるWebカメラ)の仕様と制御方法について研究している。その一環として、libusbとlibuvcというライブラリにフォーカスして調査を行っている。 普段使っているMacでlibuvcをビルドして動かすことをやってみた…